マツダは欧州販売の好調にもかかわらず、当面は現地生産を行う考えはないようだ。7月19日発行の『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』が、マツダの欧州法人、マツダ・モーター・ヨーロッパのガイトン社長兼最高経営責任者(CEO)の話として伝えた。
\マツダの2013年上期(1~6月)の欧州新車販売台数は、新型「Mazda6(アテンザ)」や「CX-5」を投入した効果により、前年同期比5.4%増の7万4,419台に増加。市場シェアも1.2%と、前年同期に対して0.2ポイント上昇した。
\マツダが現在欧州市場で販売している車種は全て日本から輸入している。ガイトンCEOは、現地生産を正当化するには1車種当たり年間20万台程度の販売規模があることが必要だと指摘。欧州市場では全車種を合計した販売台数が最も多かった年でも32万台程度であったことを考えると、欧州に工場を構えて生産することはコスト面から見て、「現時点では意味をなさない」と語った。
\欧州では10月に独自の環境・燃費向上技術「スカイアクティブ」を搭載した新型「Mazda3(アクセラ)」を発売する。同車は、CX-5、Mazda6に続くスカイアクティブ全面採用モデルとなる。
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