独自動車大手のダイムラーが24日発表した2013年第2四半期（4-6月）決算の営業利益（EBIT）は52億4,200万ユーロとなり、前年同期（22億6,800万ユーロ）の2倍以上に拡大した。航空宇宙大手EADSの保有株の売却利益が大幅な増益に寄与した。売上高は前年同期比3％増の297億ユーロ。自動車の販売は6％増の60万5,800台と好調だった。コンパクトカーの販売好調や欧州連合（EU）の排ガス基準「ユーロVI」を満たしたトラックの市場投入などが背景にある。下半期は5月に発表した新型「Sクラス」が販売増に寄与すると見込んでいる。
\乗用車部門メルセデス・ベンツ・カーズの第2四半期の販売は前年同期比9％増の40万4,700台と大幅に伸びた。米国や西欧市場での販売が好調だった。売上高は6％増の163億ユーロ。EBITは10億4,100万ユーロと前年同期（13億3,700万ユーロ）を下回り、売上高利益率を前年同期の8.7％から6.4％に落とした。利幅の小さい小型モデルの販売が増えた影響が大きいと見られている。
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