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2013/7/26

企業情報 - 部品メーカー

コンティネンタル、シートベルトの新たな安全機能を開発

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは18日、安全システム「コンチガード」の新たな機能として「アクティブ・エマージェンシー・ベルト・コントロール」を開発したと発表した。事故の危険が迫ると、シートベルトを引き締めて、エアバッ […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは18日、安全システム「コンチガード」の新たな機能として「アクティブ・エマージェンシー・ベルト・コントロール」を開発したと発表した。事故の危険が迫ると、シートベルトを引き締めて、エアバッグなどの安全システムが最適に機能するような位置に乗員を固定する仕組みで、乗員の怪我を最大15%減らせるとしている。

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同機能は電子機械式のベルトテンショナーによって作動する。安全制御ユニット(SCU)が車両の周辺環境や走行状況を分析し、ドライバーが急ブレーキを踏んだり、車両が横滑りする、車両の前後で衝突の危険が迫るといった状況を認識するとアクティブ・エマージェンシー・ベルト・コントロールが作動する。また、安全性を高めるため、側面の窓とサンルーフが自動的に閉まり、外部から損傷の原因となる物体が入り込む危険を防ぐ。

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コンティネンタルによると、同システムは、大手自動車メーカー2社のコンパクトモデル2機種に採用されている。昨年は、自動車メーカーが開発・導入している先進的な安全技術を評価し表彰する、欧州自動車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)の「ユーロNCAPアドバンスド賞」を受賞した。

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