独自動車部品大手のロバート・ボッシュとマーレが折半出資で設立したターボチャージャーの合弁会社ボッシュ・マーレ・ターボ・システムズ(BMTS)は13日、上海に子会社(出資比率100%)を設立したと発表した。上海にあるマーレの拠点内に新工場を建設している。中国市場向けにガソリンエンジン用のターボチャージャーを生産する計画で、2014年第4四半期に量産を開始する予定。生産能力は年100万基を超えるもよう。
新工場では、気筒容量1.0~1.5リットルのガソリンエンジン向けのターボチャージャーを生産する。すでに3件の受注を獲得しているという。オーストリアのザンクト・ミヒャエルにある旗艦工場と同レベルの高精度な生産設備を導入するほか、従業員約100人がザンクト・ミヒャエル工場やドイツの工場で訓練を受けることになっている。
また、サービスにも注力し、品質保証、販売、シミュレーション、設計、アプリケーション、検証の各チームが顧客の要望に対応する。さらに、エンジン試験ベンチや実験設備を備えた研究開発センターも併設する。