ドイツのブランデンブルク工科大学(BTU)は7日、コトブス市のゼンフテンベルク地区にある中央キャンパス内にエネルギー技術センターを開設した。同研究所は、電気自動車(EV)向けのバッテリーを活用して再生可能エネルギーの貯蔵技術を開発する「e-SolCar」プロジェクトの研究拠点になるとともに、同プロジェクトに参加するジャーマン・Eカーズの協力研究所としての役割も担う。
新研究センターは、発電、送配電、高電圧、分散電源、蓄電、電気機械・駆動などのエネルギー技術の研究棟と講義棟、客員講座・客員研究用のスペースなどが用意されており、2,100平方メートルの広さがある。建設費1,200万ユーロは、連邦政府とブランデンブルク州が負担した。
新研究センターはエネルギーの有効活用でも工夫が凝らされており、隣接する施設の排熱を暖房・温水設備に活用している。同システムの開発・設計はBTU建設技術学科とエンジニアリング会社IKLが担当したという。