伊自動車部品大手ソゲフィがこのほど発表した2013年12月期決算は、純利益が前年比25.1%減の2,110万ユーロとなった。財務費用とリストラ費用が膨らんだことが響いた。売上高は同1.2%増の13億3,500万ユーロ、営業利益は16.6%増の1億780万ユーロだった。
売上高を部門別に見ると、エンジンシステムが前年比3.3%増の8億1,860万ユーロ、サスペンションコンポーネントが1.9%減の5億1,860万ユーロだった。地域別では欧州が2.0%減の8億5,390万ユーロに後退したものの、北米は24.5%増の1億8,740万ユーロ、アジアは27.1%増の5,920万ユーロと好調だった。欧州以外の地域が売上全体に占める割合は36%と、前年から2ポイント上昇した。
ソゲフィは伊有数の実業家カルロ・デ・ベネデッティ氏率いる持ち株会社CIRの傘下。世界21カ国に43カ所の生産拠点を展開し、フィルターやサスペンションに強みを持つ。