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2015/7/10

一般・技術・その他 (旧)

ベルリンで電気バス4台が試験運行開始

この記事の要約

ドイツのベルリンで7月1日、ポーランドのバス製造大手ソラリスの電気バス「ウルビーノ12エレクトリック」4台が試験運転を開始した。ベルリンの路線バス204番線(走行距離6.1km、停留所18カ所)を走行する。今夏中ごろから […]

ドイツのベルリンで7月1日、ポーランドのバス製造大手ソラリスの電気バス「ウルビーノ12エレクトリック」4台が試験運転を開始した。ベルリンの路線バス204番線(走行距離6.1km、停留所18カ所)を走行する。今夏中ごろから定期運行を開始する予定。

電気バス導入は、ドイツ連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省が410万ユーロを支援するプロジェクト「Eバス・ベルリン」によるもので、ベルリン交通局(BVG)やベルリン工科大学が参加している。電気バス4台の投入により、二酸化炭素(CO2)を年約260トン(乗用車250台分のCO2排出量に相当)減らすことができるという。

「ウルビーノ12エレクトリック」の最大定員は70人、最高速度は時速65km。電気駆動システムはドイツのフォスロー・キーペ(Vossloh Kiepe)製で、出力160kWの非同期電気モーターを搭載する。

バッテリーユニットはカナダの重工大手ボンバルディアが製造した。電気バスに容量90kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、非接触型給電システム「プリムーブ(PRIMOVE)」により、4 ~7分間(出力200kW)で充電できる。BVGの車庫のほか、停留所2カ所に、長さ5m、幅2m、高さ25cm、重量5トンの充電用プレートが地中に埋め込まれており、バスがプレート上に停車すると数分間で充電できるという。

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