ベルギーのリン酸塩メーカー、プライヨンは3日、中国の正極材メーカーである北大先行科技産業有限公司(Pulead Technlogy Industry)と合弁会社の設立について合意したと発表した。LiFePO4+Cライセンシング(スイス)とライセンス契約し、リン酸鉄リチウム(LFP)を生産・販売する。
LFPはリチウムイオン電池に使われる正極材の一つで、LFPを使ったリチウムイオン電池は、産業用電池や電気バス、電気自動車などに需要があるとみられている。プライヨンによると、LFPの世界需要は2014~2020年まで平均で年30%の拡大が続くとの予想もある。
北大先行科技産業は、リチウムイオン電池用正極材のメーカーで、オリエンタルインベストメントと北京大学が1999年に共同で設立した。