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2015/12/18

一般・技術・その他 (旧)

バイオ燃料のカルテル疑惑、3社への正式調査開始

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、バイオエタノールの価格カルテル疑惑が浮上している問題で、欧州のバイオ燃料3社に対する調査を正式に開始したと発表した。スペインのアベンゴア、ベルギーのアルコグループ、スウェーデンのラント […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、バイオエタノールの価格カルテル疑惑が浮上している問題で、欧州のバイオ燃料3社に対する調査を正式に開始したと発表した。スペインのアベンゴア、ベルギーのアルコグループ、スウェーデンのラントメネンが対象となる。

欧州委は2013年、バイオエタノールの生産、販売を手がける複数の企業が、資源情報配信大手の米プラッツ社に虚偽の情報を提供し、同社がまとめるバイオエタノール取引価格の指標を吊り上げている疑いがあるとして、石油元売り大手の英BP、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、ノルウェーのスタトイルへの立ち入り調査を実施。14年には他の企業に対する内偵調査も開始していた。

欧州委は元売り3社に対する調査は打ち切ったが、アベンゴアなど3社については談合してプラッツ社に虚偽のデータを提供することで価格操作を行っている疑いがあると判断し、正式調査に踏み切った。

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