ゼンリン、蘭トムトムと日本向けサービスを共同開発

ゼンリン(福岡県北九州市)は10月27日、オランダのデジタル地図サービス大手トムトム・インターナショナル(アムステルダム)と日本市場向けのリアルタイムで高度なトラフィックサービスの共同開発について合意したと発表した。ゼンリン、同社子会社のゼンリンデータコム(東京都港区)、トムトムの3社が協力する。共同開発した技術は、ナビゲーション機能やコネクテッドカー(つながる車)、自動運転などにおける新しいモビリティーサービスの実現に活用する。

トムトムは、世界68カ国で地図サービスを展開している。収集した交通情報を人工知能(AI)や機械学習を活用して分析し、リアルタイムの交通情報として配信する「トムトム・トラフィック」などを提供している。

今回の提携では、トムトムのAIや学習機能技術と、ゼンリンの精度の高い地図データベース、ゼンリンデータコムの情報処理技術を融合し、高度なトラフィックサービスを共同で開発する。共同開発した技術は、2018年度以降に実証試験を開始する予定。

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