Renault:仏ルノーとWWFがCO2削減で協力、島しょ部でのV2G実証事業を通じ

仏自動車大手のルノーは18日、世界自然保護基金(WWF)のフランス支部とCO2排出量削減に向けて協力すると発表した。大西洋のポルト・サント島(ポルトガル)においてヴィークル・トゥ・グリッド(V2G)の実証事業を行い、電気自動車(EV)と再生可能エネルギーの組み合わせによる相乗効果を検証する。

V2Gは停車中のEVと送電網との間で電力をやり取りする技術。実証事業ではEVの充電に再可エネを利用し、蓄電池と島内の送電網を双方向につないで低排出や省エネ効果を検証する。

同島ではエネルギーの大半を化石燃料に依存している。試算では、島内の再可エネ率を99.5%、EV率を100%にした場合、CO2排出量は2030年までにほぼゼロになるという。

ルノーはWWFフランスが都市部における温室効果ガスの削減を目指して進めるイニシアチブ「レインベンティング・シティーズ(Reinventing

Cities)」に参加している。同社はまた、2022年までにCO2排出量を25%削減する目標を掲げており、同年までに電気自動車(EV)を8モデル投入する計画を明らかにしている。

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