独リチウムイオン電池システムメーカーのAKASOLは26日、米ミシガン州のデトロイト大都市圏に新工場を建設すると発表した。2020年に生産を開始する予定。新工場の建設により、同社の顧客である商用車大手の高い需要に対応する。また、同社は、米国工場の建設により、米国産品の優先使用を義務づける「バイ・アメリカン条項」を同社の顧客が順守できる、と説明している。
同社は今後5年間に新工場に5,000万ユーロ前後を投資する計画。従業員数は200人超を予定している。2021年までに同工場の生産規模は3交代制で400メガワット時になると見込んでいる。
AKASOLは、バスや鉄道、産業用車両、トラック、船舶、ボード向けのリチウムイオンバッテリーシステムを製造している。現在は、ドイツのダルムシュタットとランゲンの2拠点に従業員180人を抱えている。
同社はスウェーデン商用車大手のボルボや独自動車大手のダイムラーなどを顧客に持つ。