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2020/3/6

企業情報 - 自動車メーカー

フィアット「500」の電気自動車を発表

この記事の要約

35分の充電では電池容量の約80%を充電することができる。

航続距離を最大にする「シェルパ」モードでは、最高速度が時速80㎞に制限される。

運転支援システムは、他の車両だけでなく、自転車や歩行者にも配慮して、自動で加速・減速を調整する高度ACC(アダプティブクルーズコントロール)機能などを装備している。

欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は4日、フィアットの主力小型車「500(チンクエチェント)」の電気自動車を発表した。3世代目の「500」で、FCA初の純粋な電気自動車となる。1回のフル充電で320キロメートル(WLTP)の走行が可能で、様々な運転支援機能や新しいインフォテイメントシステム「Uconnect

5」を装備している。

当該モデルは、容量42kWhのリチウムイオン電池を搭載する。急速充電器では5分の充電で約50キロメートルの走行が可能。35分の充電では電池容量の約80%を充電することができる。電気モーターの出力は87kW(118PS)。加速性能は、時速50kmに3.1秒、時速100

kmには9.0秒で達する。最高速度は時速150km。航続距離を最大にする「シェルパ」モードでは、最高速度が時速80㎞に制限される。

運転支援システムは、他の車両だけでなく、自転車や歩行者にも配慮して、自動で加速・減速を調整する高度ACC(アダプティブクルーズコントロール)機能などを装備している。新しいインフォテインメントシステムには、10.25インチ(26センチメートル)のタッチスクリーンを採用した。

価格は、カブリオレ仕様の「ラ・プリマ」の場合、家庭用充電器「イージー・ウォールボックス」込みで3万7,900ユーロに設定している。

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