独オペル、ミニバン「ザフィーラ・ライフ」のEVモデル発売

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは8日、ミニバン「ザフィーラ・ライフ」の完全電気自動車(EV)モデル「ザフィーラ・eライフ」の受注をドイツで開始したと発表した。新モデルは最大9人乗りで、同社が「動くラウンジ」と形容する装備や質感を備えている。販売価格を5万3,800ユーロからに設定し、買い替え奨励金(環境ボーナス)を受けた場合4万5,825ユーロで購入できる。

「ザフィーラ・eライフ」はS(全長4.6メートル)、M(同4.95メートル)、L(同5.3メートル)の3サイズを設定する。パワートレインに最高出力100kWの電気モーターを搭載し、最大トルクは260Nmとなる。最高時速は130キロ(電子制御リミッターにより制限)。搭載するバッテリーは容量が75kWhまたは50kWhを選択でき、航続距離(WLTPモード)はそれぞれ330キロメートルまたは230キロメートルとなる。バッテリーを構成するモジュールはそれぞれ27個と18個。容量80%までの充電は、出力100kWの直流充電器を使用した場合、50kWhで約30分、75kWhなら約45分で完了する。

ヘッドアップディスプレイのほか、衝突警告、居眠り運転検知、車線維持などの運転支援機能を装備する。PSAの「フリー2ムーブ」アプリを使って欧州の19万5,000カ所で充電できる。

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