デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズ(オランダ)は15日、BMWが米国で提供するコネクテッドサービス「トラフィックカメラ・インフォメーション」に、同社の位置情報サービスと米電子機器メーカーであるシーダー・エレクトロニクスの技術が採用されたと発表した。BMWの新サービスは道路上の監視カメラの位置をドライバーに事前警告するもの。車両にヒアとシーダー・エレクトロニクスのシステムを搭載することで、常設および移動式カメラの正確な位置情報をリアルタイムで提供することが可能になる。
同システムはヒアの監視カメラ位置特定サービス「ヒア・セーフティカメラ」とシーダー・エレクトロニクスのセンサー技術を組み合わせている。ユーザーはBMWのデジタルコックピット「ライブコックピット・プロフェッショナル」(SA6U3バージョン)を搭載したモデルにおいて3カ月の試用期間を経て年間のサブスクリプション契約を結ぶことができる。
「ヒア・セーフティカメラ」は自動車業界向けのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)として利用できる。