蘭トムトムのQ3決算、6700万ユーロの赤字に

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムが14日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は6,700万ユーロの赤字で、3四半期連続の赤字となった。自動車関連部門の需要が戻りつつあることから、第4四半期には復調の方向に向かうと予想している。売上高は前年同期比10%減の1億4,790万ユーロ。営業利益(EBITDAベース)は390万ユーロにとどまった。売上高営業利益率は7ポイント減の3%だった。

売上高を部門別にみると、ロケーションテクノロジー部門が前年同期比9%増の1億560万ユーロに回復した。うち、自動車事業が好調で、同28%増の6,590万ユーロに拡大して全体をけん引した。コンシューマー部門は同38%減の4,230万ユーロに落ち込んだものの、前期から41%回復している。

今年1-9月期の売上高は前年同期比26%減の4億280万ユーロ、営業利益(EBITDAベース)は570万ユーロにとどまり、最終損益は1億9,170万ユーロの赤字となった。売上高営業利益率は12%から1%に大幅に悪化した。

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