蘭トムトム、ブリヂストン子会社と協力しフリート運用ソリューションを開発

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは16日、ブリヂストン傘下でテレマティクスソリューションを手がける「ウェブフリート・ソリューションズ」と協力し、フリート管理者およびドライバー向けのモバイルアプリソリューションを開発したと発表した。トムトムのフリート向けナビゲーションソフト「TomTomGO Fleet」をウェブフリートのフリート管理ソフト「WEBFLEET WorkApp」に統合することで、一つのアプリでフリート運用に必要な諸機能を利用できるようにした。ユーザーは追加の特別なハードを必要とせず、既存のモバイル端末で利用できる。アプリは現在アンドロイド端末に対応している。

ドライバーはTomTomGO Fleetで最新の地図や交通情報、ナビゲーション機能を利用できる。同ソフトは都市や地域ごとの通行規制に対応しており、車両のサイズや重量、貨物の種類、最高速度などの情報に基づいて最適な走行ルートを設定できる。車両の特性に合った燃料ステーションやサービスエリア、駐車場などの情報も取得できる。

フリート事業者は「WEBFLEET WorkApp」を通じ、コンプライアンスの順守を含む労務管理をはじめ、時間通りの配達、安全への配慮などの課題に効率的に対応できる。

ウェブフリート・ソリューションズは旧トムトム・テレマティクスを前身とし、2019年4月にブリヂストンに買収された後もトムトムと密接な協力関係にある。