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2022/11/11

企業情報 - 自動車メーカー

コンチネンタル、北米自動車大手からブレーキシステムの大型受注を獲得

この記事の要約

独自動車部品大手のコンチネンタルは9日、北米の大手自動車メーカーからブレーキシステムの大型受注を獲得したと発表した。2022年第3四半期(7~9月)に約15億ユーロの受注を受けており、総額は20億ユーロを超えるとしている […]

独自動車部品大手のコンチネンタルは9日、北米の大手自動車メーカーからブレーキシステムの大型受注を獲得したと発表した。2022年第3四半期(7~9月)に約15億ユーロの受注を受けており、総額は20億ユーロを超えるとしている。取引先の社名は明らかにしていないが、コンチネンタルによると、当該メーカーは2025年に量産を開始する計画。

今回の受注は、後部ブレーキを「FBS(Future Brake System)」と呼ばれるブレーキ液を使用しない電動機械式のブレーキとするもの。フロントブレーキは引き続き、油圧システムを採用する。

コンチネンタルは、バイ・ワイヤ技術を使用したブレーキシステムの製品ポートフォリオを拡大していく「ロードマップ」を提示している。このロードマップはFBS 0からFBS 3までの段階で構成されており、FBS 0は、第2世代の電子油圧式ブレーキシステム「MK C2」に相当する。後部ブレーキを電動機械式とするのは「FBS 2」に相当し、「FBS 3」ではフロントブレーキにも電動機械式を採用し、油圧システムを完全に廃止する。

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