独自動車部品大手のコンチネンタルは6日、増資により10億8,500万ユーロを調達すると発表した。資金は今年8月に期限を迎える35億ユーロの債務返済に充てる。同社は電機大手シーメンスから自動車部品部門のシーメンスVDOを買収したことから巨額債務を抱えている。
\今夏に返済期限を迎える債務のうち、一部は増資の実施を条件に昨年12月に返済期限の延長で合意した。今回の増資では6日の終値を14%下回る1株当たり35ユーロで3,100万株を新規発行。株式はすべてドイツ銀行、ゴールドマン・サックス、JPモルガンを主幹事とするコンソーシアムが引き受ける。すでに新規発行株式の一部は機関投資家に売却されている。
\増資により、筆頭株主であるベアリング大手シェフラーおよび大株主のプライベートバンク2行を合わせた出資比率はこれまでの88.9%から75.1%に低下するものの、重要決議に必要となる75%超を保持している。
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