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2010/1/8

企業情報 - 部品メーカー

スウェーデン自動車部品大手SKF、ウクライナに投資継続

この記事の要約

スウェーデンのベアリング最大手SKFが、ウクライナ子会社OJSC SKFの生産能力増強を進めている。ウクライナ英字紙『キエフ・ポスト』が12月31日付で伝えたところによると、北西部ルーツィクの生産拠点に2009年に1億フ […]

スウェーデンのベアリング最大手SKFが、ウクライナ子会社OJSC SKFの生産能力増強を進めている。ウクライナ英字紙『キエフ・ポスト』が12月31日付で伝えたところによると、北西部ルーツィクの生産拠点に2009年に1億フリブナを投資。10年は独シュヴァインフルトの先細小型ベアリング生産をルーツィクに移管し、これに伴う形で大型の投資が実施される見通しという。

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SKFは09年、ルーツィクにローリングベアリングの工場を新たに開所。72人の雇用を創出した。SKFは同年、コスト削減のためスウェーデン、ドイツ、イタリアで計450人の人員削減を決めたが、その代わり低コストのウクライナを大型生産拠点として整備する狙いがあるとみられる。

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OJSC SKFウクライナはベアリングやベアリング部品を生産し、スウェーデンの本社工場にも部品を供給している。ただ、09年は世界のトラック生産台数が前年比61.9%減と激減し、OJSCの売上高も前年比36%減少したという。SKFは1997年、現地のベアリング工場を買収し、ウクライナに進出した。(1UAH=11.5JPY)

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