独自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)は28日、各事業分野が持つエレクトロモビリティーに関するノウハウを集結し、総合的なサービスを提供するための内部プロジェクトを発足したと発表した。特に、再生可能エネルギーと電気自動車を連携させたサービスに新たな事業チャンスがあると見込んでいる。
\同社は、自動車のほか、航空宇宙、商用車、鉄道、再生可能エネルギーなど幅広い分野について、製品開発や製造装置などの技術サービスを提供している。環境にやさしいモビリティーサービスの実現には、事業分野を超えた幅広いノウハウの集結が必要との考えから、新規プロジェクトを発足させた。同社は、エネルギー業界と自動車業界の両方に顧客を持つことから、両業界の連携を積極的にサポートしていく方針。
\ \■ 超軽量電気自動車のコンセプトカーを共同開発
\ \エダックは26日、3月に開催される第80回ジュネーブモーターショーに超軽量電気自動車のコンセプトカー「ライトカー・オープンソース」を出展すると発表した。同モデルは総重量を1,200kg以下(航続距離150kmのバッテリーも含む)に抑えている。同コンセプトカーの開発には、エダックのほか下記の部品メーカー8社が参加した:
\Linde+Wiemann(車体構造)、Honsel(軽金属加工)、Boellhoff Gruppe(組み立て)、Bond-Laminates(繊維強化熱可塑性樹脂)、CX-Gruppe(鋳造技術)、Fronius(溶接技術)、Gaia Akkumulatorenwerke GmbH (リチウムイオン電池およびインホイールモーター)。
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