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2010/6/25

企業情報 - 自動車メーカー

ダイムラーとEnBW、Eモビリティーの大型プロジェクトで協力

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーと独エネルギー大手のEnBWは18日、ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州で「Eモビリティー」の大型プロジェクトをスタートさせた。実施期間は2011年末まで。法人、個人、公的機関を対象に実用走行試 […]

独自動車大手のダイムラーと独エネルギー大手のEnBWは18日、ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州で「Eモビリティー」の大型プロジェクトをスタートさせた。実施期間は2011年末まで。法人、個人、公的機関を対象に実用走行試験を実施する。

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ダイムラーは電気自動車や燃料電池車を200台投入し、EnBWは同州に充電ポイントを700カ所、水素燃料の供給スタンドを2~3カ所、設置する。EnBWは公共の充電ポイントの電力をすべて水力発電から供給する方針。同プロジェクトは、ダイムラーの本社のあるシュツットガルトとEnBWの本社のあるカールスルーエから段階的にスタートする。

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ダイムラーのディーター・ツェチェ社長は今回のプロジェクトへの参加について、「ディーラーは将来、自動車だけでなく、自家用充電ステーションやエコ電力を販売するようになる」と述べ、新しい事業モデルの開発に期待感を示した。ダイムラーはスマートの電気自動車「フォーツーエレクトリック」や、メルセデス・ベンツの燃料電池車「Bクラス・Fセル」および電気自動車「Aクラス・Eセル」、トランスポーター「ヴィト・Eセル」、ハイブリッドバス「シタロ・フューエルセル」を投入する。

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両社はこのほか、独仏国境の都市であるストラスブール(仏)とケール(独)でもスマートのEVを25台投入する独仏共同プロジェクトを近く開始する予定。

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