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2011/11/11

一般・技術・その他 (旧)

独コーブルク大学、新たなディーゼル燃料の実証試験を実施

この記事の要約

ドイツのコーブルク単科大学の自動車技術移転センター(TAC)を中心とするプロジェクトチームはこのほど、水素化処理した菜種油に最大7%のバイオディーゼル燃料を混合した「Diesel regenerativ」と呼ばれる燃料の […]

ドイツのコーブルク単科大学の自動車技術移転センター(TAC)を中心とするプロジェクトチームはこのほど、水素化処理した菜種油に最大7%のバイオディーゼル燃料を混合した「Diesel regenerativ」と呼ばれる燃料の実証試験結果を発表した。

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プロジェクトチームは11台の試験車両を使って1年間実用試験した。その結果、二酸化炭素(CO2)排出量は石油由来のディーゼル燃料に比べ約50%少なく、炭化水素や一酸化炭素、粒子状物質、アルデヒドの排出量も大幅に削減できたことが分かった。

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同プロジェクトにはオーストリア石油大手のOMVがミュンヘンとコーブルクにある同社のガソリンスタンドに特別な給油スタンドを設置することで協力したほか、バイエルン州政府の環境省や欧州連合が資金支援した。独自動車大手のフォルクスワーゲンとアウディ、フィンランドの石油大手ネステオイル、ドイツの油作物・蛋白作物推進連盟(UFOP)も協力した。

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