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2011/11/11

一般・技術・その他 (旧)

独ヘルムホルツ研究所、ポスコとマグネシウム板の加工などで協力

この記事の要約

ドイツのヘルムホルツ・ツェントゥルム・ゲーストハハト研究所(ハンブルク近郊)と韓国の鉄鋼大手ポスコはこのほど、軽量素材やその加工技術について協力することで合意し、覚書(MoU)を交わした。マグネシウム、チタン、アルミニウ […]

ドイツのヘルムホルツ・ツェントゥルム・ゲーストハハト研究所(ハンブルク近郊)と韓国の鉄鋼大手ポスコはこのほど、軽量素材やその加工技術について協力することで合意し、覚書(MoU)を交わした。マグネシウム、チタン、アルミニウムなどの軽量素材の研究や、溶接技術、防食被膜の研究などで協力する。研究所の学術的な研究とポスコの生産技術を統合し、生産効率の良い製品を幅広い分野に投入できるようにすることを目指す。

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マグネシウムは現在、主に鋳造部品として自動車分野に投入されている。しかし、ドアやシートなどの大きな部品には、圧延加工したマグネシウム板を成形加工する方が望ましく、両者はツインロールキャスティングと呼ばれる製法について研究する方針。特にマグネシウム板の圧延加工とグネシウム部品の表面を保護するための特殊な防食被膜の研究に重点を置く計画。

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ヘルムホルツ研究所では車体や内装に使用するための合金を開発し、1年程前から研究用のツインロールキャスティング機械を導入している。今回の提携でも同研究設備を活用する。

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また、2012年2月に開くワークショップでは、両者の代表が参加し、ツインロールキャスティング技術やマグネシウム板素材などについて議論する予定。

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