産業用ロボット・機械大手の独クーカ(KUKA、アウグスブルク)が9日発表した2011年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITベース)は1,920万ユーロとなり、前年同期の830万ユーロから2.3倍に拡大した。自動車産業からの受注が好調に推移しているほか、先進工業国と新興国でロボット・自動化機器への需要が伸びていることが追い風となった。売上高は34.7%増の3億6,900万ユーロ、新規受注高は20.3%増の3億7,840万ユーロに拡大した。
\部門別にみると、ロボット部門の売上高は1億5,600万ユーロ(39.6%増)、新規受注高は1億7,480万ユーロ(26.9%増)、営業利益は1,430万ユーロ(98.6%増)。システム部門(溶接、自動車・航空宇宙・ソーラー産業向け生産設備など)の売上高は2億800万ユーロ(20.9%増)、新規受注高は2億930万ユーロ(7%増)、営業利益は790万ユーロ(61.2%増)だった。
\1‐9月期では、営業利益が2.7倍の3,620万ユーロ、新規受注が40.9%増の5億4,110万ユーロ、売上高は42.1%増の4億5,120万ユーロに拡大した。
\通期見通しについては、売上高で12億~13億5,000万ユーロ、売上高営業利益率で5%以上を見込んでいる。
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