独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、デリバリバンの電気自動車(EV)「イー・ティー(eT)」の研究用モデルを発表した。同モデルはVWの研究開発部門とドイツポスト、ブラウンシュヴァイク造形芸術大学が共同で開発した。
\eTは、郵便配達や宅配業務での利用を想定して開発。自動運転システムを導入している。ドライバーが車から降りて一軒一軒を配達していると、その移動に合わせて前進していく「フォローミー(Follow-me)」機能や、ドライバーが無線通信で車両を呼び寄せる「カム・トゥー・ミー(Come-to-me)」機能を備える。自動運転中は、ビデオカメラや赤外線カメラを通して周辺の状況を監視し衝突の危険などを回避する。
\同モデルは既存モデルを改造したものではなく、当初から電気自動車として開発された。貨物スペースを最大化するため、インホイールモーター方式を採用している。
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