クロアチアのユーロ導入、EU首脳会議で承認

EUは24日の首脳会議で、クロアチアが欧州単一通貨ユーロを導入することを正式承認した。これによってユーロ圏は2023年から20カ国に拡大する。

ユーロ導入には前段階である欧州為替相場メカニズム(ERM2)に最低2年間加わり、自国通貨の対ユーロ標準値の変動率を上下15%以内に抑えることや、財政の健全化、消費者物価、長期金利の安定の計4項目で基準を満たす必要がある。

クロアチアは13年のEU加盟と同時にユーロ導入を目指していた。欧州委員会は6月1日、クロアチアがすべての基準を満たし、2023年1月1日に導入できる状況にあると認定。これを受けてユーロ圏19カ国が16日に開いた財務相会合で、同国の23年1月1日からのユーロ導入を承認していた。

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