EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の9月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、前月と同水準だった。雇用悪化に歯止めはかかり、失業率は前年同月の12%から大きく縮小したものの、なお高水準にある。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率も横ばいの10.1%。主要国ではドイツが5%、フランスが10.5%で、前月と同水準だった。スペインは24%となり、前月から0.2ポイント改善。一方、イタリアは12.5%から12.6%に悪化した。
同月の失業者数はユーロ圏が前月比1万9,000人減の1,834万7,000人、EUが10万8,000人減の2,451万2,000人と推定されている。