ユニリーバ、ジョープCEOが来年末に退任

食品・日用品大手の英ユニリーバは9月26日、アラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)が2023年末に退任すると発表した。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の一般用医薬品(大衆薬)部門を買収する計画を巡り、株主と対立した末に断念したことが影響しているのは確実だ。

後任者は決まっていない。内部だけでなく外部の人材も含めて適任者探しを進めるという。

ジョープ氏は2019年にCEOに就任。21年12月にGSKの一般用医薬品部門買収に乗り出したが、GSKが500億ポンドという買収額を不満として拒否したほか、ユニリーバの多くの株主も反対し、1月に断念していた。

さらに、モノ言う株主として知られるネルソン・ペルツ氏が取締役会に加わったことで、トップ交代が決まったもようだ。

上部へスクロール