1月のEU新車販売11%増、EVが好調

欧州自動車工業会(ACEA)が21日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の1月の新車乗用車の販売(登録)台数は76万41台となり、前年同月から11.3%増加した。販売増加は6カ月連続。とくに純電気自動車(バッテリー式電気自動車=BEV)の販売が好調だった。

タイプ別では主流のガソリン車が12.3%増の28万8,325台で、全体の37.9%を占めた。一方、BEVは22.9%増、エンジンを搭載したハイブリッド式電動自動車(HEV)は22.1%増と大幅に伸び、シェアがそれぞれ9.5%、26%に拡大。ディーゼル車は1.6%減で、シェアが15.9%に縮小した。

主要市場はスペインが51.4%、イタリアが19%、フランスが8.8%の幅で増加した。ドイツは2.6%減と振るわなかった。

欧米の主要メーカーはBMW、メルセデスベンツを除いて増加。伸び率はルノーが24.6%で最高だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は10.6%増。

日本勢はトヨタが12.6%増、日産が21.2%増、マツダが48.1%増、スズキが19.5%増と好調だった。三菱は32.3%減、ホンダは12.1%減となった。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は10.7%増の91万1,064台。英国は14.7%増の13万1,994台だった。

上部へスクロール