欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/2

EU産業・貿易

ユーロ圏景況感指数、1月は0.6ポイント上昇

この記事の要約

欧州委員会が1月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は101.2となり、前月を0.6ポイント上回った。サービス、建設業で低下したが、消費者の信頼感が大幅に上昇し、小幅ながら改善した。 ESIは […]

欧州委員会が1月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は101.2となり、前月を0.6ポイント上回った。サービス、建設業で低下したが、消費者の信頼感が大幅に上昇し、小幅ながら改善した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。部門別では消費者が2.4ポイント、小売業が1.6ポイント、製造業が0.2ポイントの幅で上昇した。サービス業は0.8ポイント、建設業は1.3ポイントの低下となった。

EU28カ国ベースのESIは、前月を0.5ポイント上回る104.6。主要国ではイタリアが1.6ポイント、スペインが1ポイント、英国が0.6ポイント、ドイツが0.4ポイント上昇した一方で、フランスが0.4ポイント、オランダが1.2ポイントの幅で悪化した。