欧州委員会が4月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は102となり、前月の102.5から0.5ポイント低下した。景況感の悪化は1年ぶり。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では消費者がマイナス8.6と、前月から0.7ポイント改善したが、その他が軒並み悪化した。下げ幅は建設業が1.6ポイント、サービス業が1ポイントと大きかった。製造業は0.3ポイント、小売業は0.1ポイント低下した。
EUベースのESIは前月0.9ポイント上回る106.2。主要国ではスペインが1ポイント、ドイツが0.4ポイント、フランスが0.3ポイントの幅で低下。イタリアは0.5ポイント改善した。