スイス当局は18日、英最大手銀行HSBCホールディングスがマレーロンダリング(資金洗浄)に関わった疑いで、同行のスイスのプライベートバンキング部門に家宅捜査を行ったことを明らかにした。
HSBCをめぐっては、IT部門の元従業員が2007年に持ち出した資料が先ごろメディアで公表され、スイスのプライベートバンキング部門が犯罪組織を含む世界中の顧客の脱税をほう助した疑惑が発覚し、同行が違法行為を認めたばかり。資金洗浄疑惑は同問題の捜査の過程で浮上したもので、ジュネーブ州の検察当局が家宅捜査を行った。