EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.1%低下し、0.3%の上昇だった前月から悪化した。マイナスとなるのは昨年8月以来5カ月ぶり。(表参照)
分野別では耐久消費財が2.2%低下し、マイナスに転落。中間財も0.5%低下した。エネルギーは0.9%、資本財と非耐久消費財は0.1%の幅で伸びた。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は横ばい。フランスが0.4%、スペインが0.2%の上昇となったが、イタリアが0.7%、英国が0.1%低下。ドイツは横ばいだった。
一方、前年同月比ではユーロ圏が1.2%、EUが1.5%上昇し、上げ幅はそれぞれ前月の0.6%、0.9%から拡大した。