欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/4/13

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏の雇用改善、2月失業率は11.3%

この記事の要約

ユーロ圏の雇用が改善している。EU統計局ユーロスタットが3月31日発表したユーロ圏の2月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.3%となり、前月の11.4%(速報値の11.2%から修正)から0.1ポイント低下。12年5月 […]

ユーロ圏の雇用が改善している。EU統計局ユーロスタットが3月31日発表したユーロ圏の2月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.3%となり、前月の11.4%(速報値の11.2%から修正)から0.1ポイント低下。12年5月以来の低水準に持ち直した。(表参照)

EU28カ国ベースの失業率は前月を0.1ポイント下回る9.8%。2月のデータが出そろっていないギリシャなど5カ国を除く23カ国では、スペインが23.2%と最悪の水準にあるが、前月から0.2ポイント改善した。主要国ではドイツが4.8%、フランスが10.6%で、前月から横ばい。イタリアは12.7%と0.1ポイント悪化した。

同月の失業者数はユーロ圏が前月を4万9,000人下回る1,820万4,000人、EUが同9万1,000人減の2,388万7,000人と推定されている。