化学大手の独BASF(が24日発表した2015年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は12億6,500万ユーロとなり、前年同期から横ばいだった。石油価格の下落と世界経済の減速が響き、利益が伸び悩んだ。売上高は3%増の190億7,800万ユーロ。
部門別では触媒、バッテリー材料、塗料などを手がける機能性材料が好調で、営業利益が29%増の4億5,800万ユーロに拡大した。しかし、同利益は顔料や添加剤、化粧品原料を手がける高性能製品部門で30%減の3億400万ユーロ、石油・天然ガス部門が21%減の4億3,100万ユーロと大きく落ち込んだ。化学品部門も4%減の5億4,800万ユーロと振るわなかった。