欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/31

EU情報

8月のユーロ圏景況感指数、4年ぶり高水準維持

この記事の要約

欧州委員会が28日発表したユーロ圏の8月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.2となり、4年ぶりの高水準だった前月の104から0.2ポイント改善した。同指数の上昇は2カ月連続。製造業を除く全部門で前月を上回った。 […]

欧州委員会が28日発表したユーロ圏の8月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.2となり、4年ぶりの高水準だった前月の104から0.2ポイント改善した。同指数の上昇は2カ月連続。製造業を除く全部門で前月を上回った。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。部門別ではサービス業が1.3ポイント、消費者が0.3ポイント、小売業が2ポイント、建設業が1.1ポイントの幅で上昇した。製造業は0.8ポイント低下と、唯一悪化した。

EU28カ国ベースのESIは前月を0.4ポイント上回る107。主要国ではドイツが0.2ポイント、イタリアが0.6ポイント低下したが、フランスが0.9ポイント、スペインが1.7ポイント、英国が0.6ポイント、ポーランドが0.8ポイントの幅で改善した。