2015/11/23

西欧

ティッセンクルップ、2期連続で黒字

この記事の要約

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが19日発表した2015年9月通期決算の純利益は3億900万ユーロとなり、前期から46%増加した。黒字は2期連続。11億ユーロのコスト削減やエレベーター部門の好調が収益を押し上げた。同 […]

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが19日発表した2015年9月通期決算の純利益は3億900万ユーロとなり、前期から46%増加した。黒字は2期連続。11億ユーロのコスト削減やエレベーター部門の好調が収益を押し上げた。同社は鉄鋼事業の不振で業績が大幅に悪化し、一時は経営破たん寸前の状態まで追い込まれたが、回復軌道に乗ってきた。

売上高は427億7,800万ユーロで、4%増加した。為替差益の効果が大きく、為替と事業買収・売却を除いた実質ベースでは2%減少した。営業利益(EBIT、調整済みベース)は26%増の16億7,600万ユーロで、売上高営業利益率は前期の3.2%から3.9%に上昇した。

16年9月期はEBIT(調整済み)で16億~19億ユーロを見込む。予想レンジが広いのは世界経済と鉄鋼価格の先行きを読みにくいため。世界の鉄鋼市場では現在、中国製品の輸出急増で価格が大きく下落しており、ハインリヒ・ヒージンガー社長は利益水準が鉄鋼価格の今後の推移にかかっているとの見方を示した。