欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/12/7

西欧

PSAとトヨタ、小型商用車を共同開発

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョーシトロエンとトヨタ自動車の欧州統括会社トヨタモーターヨーロッパ(TME)は1日、車台を共有する新しい小型商用車をプジョー、シトロエン、トヨタの各ブランドから2016年上半期に発売すると発表した […]

仏自動車大手のPSAプジョーシトロエンとトヨタ自動車の欧州統括会社トヨタモーターヨーロッパ(TME)は1日、車台を共有する新しい小型商用車をプジョー、シトロエン、トヨタの各ブランドから2016年上半期に発売すると発表した。3モデルは来年3月のジュネーブモーターショーで発表する。

3モデルは技術的特徴やパワートレイン、装備を共有しながらも、各ブランドの特徴を持ったデザインとなっている。シトロエンは「スペースツアラー」、プジョーは「トラベラー」、トヨタは「プロエース」のモデル名で発売する。トヨタは2013年以降、現行のプジョー「エクスパート」とシトロエン「ジャンピー」をベースにした初代「プロエース」を販売しており、新モデルは2代目「プロエース」となる。

今回の協力は2012年に締結した提携協定によるもので、両社は2020年以降も提携を継続する方針を示している。両社は提携により、開発・生産コストを分担して負担することができる。新モデルはフランスのヴァランシエンヌにあるPSAのセヴェル・ノール工場で生産する。