エストニア、電気バス導入と給電インフラ整備を支援

エストニア政府が電気バスの購入や給電施設の設置などに400万ドルを助成する。タービ経済・インフラ相がこのほど同法案に署名した。同省は助成金を通して交通機関の電化などを進め、二酸化炭素(CO2)の削減を図る方針だ。

法案によると、助成金は8台以上の低床バスの購入と、公共バスサービスの運営に必要な給電設備の整備を対象としている。申請者は通常の給電施設2カ所以上と急速充電施設2カ所を用意する必要がある。電気バスについては5年以上運用するものとし、年間4万キロメートル以上の走行距離が要件とされている。使用する電力は再生可能エネルギー由来のものとする。

また送電網安定のために電気バスの使用済みバッテリーをエネルギー貯蔵ユニットとして試験的に活用し、データを収集するプロジェクトも実施される。

同助成金の申請受付開始は来年前半が予定されている。

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