仏ダノンがヤクルトの全株式を売却、提携は継続

仏食品大手ダノンは6日、保有するヤクルト本社の全株式を売却すると発表した。財務強化が目的で、売却額は600億円程度となる見込みだ。今後も提携は継続することでヤクルトと合意した。

ダノンはヤクルトと2004年に戦略的提携を締結し、一時は出資拡大に乗り出したが、経営の独立性を望むヤクルト側が応じず、13年に提携を解消した。これに伴い、保有していたヤクルトの株式21.29%のうち約14%を18年に売却。今回は残る6.61%を売却する。

ヤクルトによると、ダノンは資本を引き揚げるものの、インドとベトナムで展開する合弁事業など既存の提携事業は継続することで合意したという。

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