欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が11日発表した2014年1~3月期の販売台数は240万台で、前年同期から5.8%増加した。北米、南米での販売は不調だったものの、最大の市場であるアジア・太平洋が13.7%増の97万8,700台と大きく拡大。欧州販売も市場の回復を追い風に8.7%増の95万8,600台と好調だった。
アジア・太平洋では主力市場の中国で14.5%増の88万700台となった。インドでは振るわず、30.4%減の1万8,100台に後退した。
欧州販売の地域別内訳は、ドイツを除く西欧が8.7%増の95万8,600台、ドイツが7.9%増の28万2,800台、中東欧が12.0%増の15万9,200台だった。ロシアは6万5,900台で、2.1%減少した。
北米は4.1%減の19万7,900台。主力の米国が6.5%減の13万3,500台に落ち込んだことが響いた。南米は23.1%減の16万8,600台で、ブラジルは20.5%減の12万7,700台だった。