欧州経済ウオッチャー

JAL、ロシアS7航空との共同運航を拡大

日本航空(JAL)は15日、ロシアの国内線最大手S7航空との共同運航(コードシェア)を16日から拡大すると発表した。利用客の利便性を高める狙い。モスクワとシベリア最大の都市ノボシビルスクやロシア最大の油田地帯があるチュメ […]

ハンガリーのLCC、フランクフルト便就航へ

ハンガリーの格安航空(LCC)大手ウィズエアーは14日、今春からフランクフルト便を就航すると発表した。成長戦略の一環で、5月にフランクフルト~ソフィア(ブルガリア)、12月にフランクフルト~ブダペスト(ハンガリー)便の運

ユーロ圏の17年成長率、1.6%に上方修正=欧州委

欧州委員会は13日発表した冬季の経済予測で、ユーロ圏の2017年の域内総生産(GDP)実質伸び率を1.6%とし、前回(11月)の1.5%から0.1ポイント上方修正した。前年の1.7%をわずかに下回るものの、緩やかな景気回

ユーロ圏の10~12月成長率は0.4%、速報値から下方修正

EU統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏の2016年10~12月期の域内総生産(GDP、改定値)は前期比0.4%増だったと発表した。伸び率は前の期と同水準で、景気が堅調を維持していることが確認されたが、速報値の0.5%

欧州議会がカナダとの貿易協定承認、4月にも暫定発効へ

欧州議会は15日、EUとカナダが昨年10月に調印した包括的経済貿易協定(CETA)を賛成多数で承認した。カナダ下院も14日、CETAを承認するための法案を可決しており、上院での採決を経て3月中に正式承認される見通し。これ

欧州委、意思決定手続きの見直し提案

欧州委員会は14日、EUの意思決定手続きの改正案を発表した。遺伝子組み換え(GM)作物の認可など意見が分かれる案件で、加盟国が責任を回避し、欧州委が最終判断を迫られるケースがあることを問題視したもので、多数決で決まりやす

EU新車販売が堅調維持、1月は10.2%増

EUの自動車車市場が今年に入っても堅調を維持している。欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く27カ国)の1月の新車販売(登録)台数は117万220台となり、前年同月から10.2%増加した。(表参照

ユーロ圏鉱工業生産指数、12月は低下

EU統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏の2016年12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.6%低下したと発表した。マイナスとなるのは3カ月ぶり。前月は1.5%の上昇だった。(表参照) 分野別では中

16年のユーロ圏貿易黒字、2739億ユーロに拡大

EU統計局ユーロスタットが15日発表した最新の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の2016年の収支は2,739億ユーロの黒字となり、黒字幅は前年の2,387億ユーロから拡大した。輸出がほぼ横ばいの2兆4

米クラフトがユニリーバ買収提案を撤回、交渉は困難と判断

米食品大手クラフト・ハインツは19日、英蘭系の食品・日用品大手ユニリーバへの買収提案を撤回したと発表した。ユニリーバは17日、クラフトが提示した1,430億ドルの買収案を拒否していた。クラフトは引き続きユニリーバに交渉を

PSA、GMの欧州事業買収で交渉

仏自動車大手PSAグループは14日、米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州子会社オペルの買収に向けた交渉を行っていることを明らかにした。買収が実現すると、PSAは欧州の新車販売で2位に返り咲き、最大手の独フォルクスワーゲンと

仏政府の再可エネプロジェクト支援策、欧州委が承認

欧州委員会は10日、フランス政府が計画している太陽光発電および水力発電に関連した3件のプロジェクトに対する支援策を承認した。仏国内で新たに約2,660メガワット(MW)の電力供給を可能にするプロジェクトへの公的支援は、再

ユーロ圏小売業売上高、12月は1.1%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2016年12月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比1.1%増となったが、伸び率は前月の2.5%を大きく下回った。(表参照) 分野別では食品・飲料・たばこが

カイシャバンク、ポルトガル大手銀の買収が決定

スペイン3位銀行のカイシャバンクは8日、ポルトガル大手銀行のバンコBPIに対する株式公開買い付け(TOB)が成功したと発表した。これによってBPIの8割を超える株式を確保し、買収が決まった。 カイシャバンクは2015年2

エレクトロラックス、米スマート調理器具メーカーを買収

欧州家電最大手のエレクトロラックス(スウェーデン)は6日、スマート調理器具の製造・販売を手がける米アノバを買収すると発表した。スマート家電部門の強化が目的で、買収額は最大2億5,000ドルに上る。 アノバはスマートフォン

BASF、農業で欧州宇宙機関と協力

化学大手の独BASFは10日、欧州宇宙機関(ESA)とデジタル農業分野で協力することで合意したと発表した。ESAが持つ衛星データ・画像を農業向けサービスに活用する方法を農家の協力を受けながら開発していく。 衛星データは播

ボッシュ、パワートレイン事業を統合

独自動車部品大手のボッシュは7日、パワートレイン事業を統合する計画を発表した。新部門「パワートレイン・ソリューションズ」を2018年1月に立ち上げ、同事業を統括する。電気自動車(EV)などの普及拡大をにらんだ措置で、顧客

シャープ、スイスの複写機販社を買収

シャープは8日、スイスの複写機販売会社フリッツ・シューマッハーを同日付で完全買収したと発表した。同国の複合機市場は成熟していることから、大手販売代理店である同社の買収により販売網を拡大する考えだ。買収価格は1,720万ス

パイオニア、地図・位置情報で蘭ヒアと提携

パイオニアとデジタル地図サービスのヒア(オランダ)は8日、グローバルな地図ソリューションと、自動車などの各種業界向け次世代位置情報サービスで提携することで合意したと発表した。両社は2015年、自動運転・高度運転支援向け高

ルノーの通期は過去最高益、売上高も記録更新

仏自動車大手ルノーが10日発表した2016年12月通期決算の純利益は前期比19.7%増の35億4,300万ユーロとなり、過去最高を更新した。販売台数が最高水準に達し、収益を押し上げた。売上高は13.1%増の512億4,3

BNPパリバ、通期は増益確保

仏最大手銀行のBNPパリバが7日発表した2016年12月通期決算の純利益は77億ユーロとなり、前期から15%増加した。低金利など厳しい経営環境に直面しているものの、法人向け銀行業務が好調だったほか、貸倒引当金が縮小し、増

アルセロールミタル、5期ぶりの黒字に

鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル(ルクセンブルク)が10日発表した2016年12月通期決算の最終損益は17億7,900万ドルの黒字だった。前期は79億4,600万ドルの赤字と、過去最悪の損失を出したが、市況の回復とコス

日本ペイント、チェコに自動車塗料子会社を設立

日本ペイントホールディングスは7日、自動車用塗料事業を手がける傘下の日本ペイント・オートモーティブコーティングスがチェコに子会社を設立したと発表した。来年10月に工場が完工し、2019年1月から生産を開始する。 新会社の

自動車用フィルターのロキ、ルーマニアに生産拠点

自動車用フィルターの製造・販売を手がけるロキ(本社:静岡)が、欧州初の生産拠点をルーマニア西部のアラドに設置する。アラドの物流・工業団地を運営するチェコ不動産開発会社CTPが6日明らかにしたもので、すでに5,500平方メ

ハンガリー製薬大手エギス、クロアチア同業の露事業買収

ハンガリー製薬大手のエギスはこのほど、クロアチア同業ヤドラン・ガレンスキ・ラボラトリー(JGL)からロシア事業の一部を買収すると発表した。対象となるのはJGLのスキンケア、女性向けヘルスケア関連事業。取引額は明らかにされ

チェコ、国営電力CEZの原発部門分離を計画

チェコ政府が国営電力会社CEZの原発部門の分離・国有化を検討している。テメリン原子力発電所の原子炉増設計画を自由裁量で進めるのが狙いで、100%を出資する。6日付の現地経済紙ホスポダールスケ・ノヴィニが報じた。 CEZは

独テレコム、ルーマニア事業売却を検討

独通信最大手のドイツテレコムがルーマニア子会社ルーマニア・テレコムの売却を検討している。ルーマニア・テレコムの固定通信部門テレコムルーマニア・コミュニケーションズと、携帯電話サービス部門のテレコムルーマニア・モバイルコミ

ルーマニア新車販売、16年は19%増

ルーマニア国家統計局(INS)が6日発表した2016年の乗用車の新車登録(販売)台数は39万6,538台となり、前年から19.4%上昇した。10~12月期(第4四半期)は10万1,475台で、前年同期から6.2%増加した

EUとIMF、ギリシャ支援めぐる溝深まる

債務危機に直面するギリシャへの金融支援をめぐるEUと国際通貨基金(IMF)の溝が深まっている。EUは対ギリシャ3次支援へのIMFの参加を求めているが、IMFは7日に発表した報告書でギリシャの経済、財政について悲観的な見方

英のEU離脱通告法案が下院通過、上院で審議へ

英下院は8日、政府にEU離脱を通告する権限を与える法案を賛成多数で可決した。同法案は今後、上院で審議される。順調に行けば3月初めに成立し、政府は予定通り3月末までにEUとの離脱交渉を開始することになる。 英国とEUの離脱

バッテリーのリサイクルめぐるカルテルで制裁、3社を対象に

欧州委員会は8日、自動車用バッテリーのリサイクルを手がける欧米4社がカルテルを結んでいたとして、うち3社に総額6,800万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。対象となるのは英エコバット・テクノロジーズ、仏レシレックス

ドイツの輸出、16年も記録更新

ドイツ連邦統計局が9日発表した2016年の輸出額(暫定値)は1兆2,075億ユーロとなり、過去最高だった前年を1.2%上回った。記録更新は3年連続。貿易黒字と経常黒字も拡大しており、米国など経常赤字を抱える国からの圧力が

イケア、18年にラトビア進出

スウェーデンの家具大手イケアはこのほど、ラトビアの首都リガ郊外に同国1号店を出店すると発表した。2018年8月に営業を開始する。新規雇用は約400人。10万平方メートルの敷地に、売り場面積3万4,500平方メートルの店舗

ドンエナジー、石炭火力発電も撤退

洋上風力発電で世界最大手のドン・エナジー(デンマーク)は2日、石炭火力発電事業から撤退すると発表した。再生可能エネルギーの利用を促進する戦略の一環。これによって発電での化石燃料利用を打ち切ることになる。 同社は2006年

ウニクレディト、大型増資を開始

伊最大手銀行のウニクレディトは1日、財務改善に向けた大型増資を6日に開始すると発表した。目標とする130億ユーロを確実に調達するため、38%の割引価格で新株を発行する。 ウニクレディトは昨年12月、財務の改善に向けて、1

ダイムラー、ウーバーと提携

自動車大手の独ダイムラーと配車サービス大手の米ウーバーは1月31日、自動運転分野での提携で基本合意したと発表した。ダイムラーは「メルセデスベンツ」ブランドの自動運転車をウーバーを通じて提供していく。ダイムラーのディーター

旭化成、独にテクニカルセンター開設

旭化成は1日、ドイツ子会社の旭化成スパンデックスヨーロッパが「旭化成ヨーロッパ機能樹脂テクニカルセンター」を6日付で開設すると発表した。欧州における自動車関連ビジネスなどの拡大に向け、樹脂コンパウンドの顧客ニーズをいち早

ドイツ銀、通期は13億ユーロの赤字

独最大手銀行のドイツ銀行が2日発表した2016年12月通期決算の最終損益は、13億5,600万ユーロの赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(RMBS)の不正販売問題をめぐる72億ドルの制裁金支払いなどのため、10~12

シーメンス、10~12月期の純利益25%増

電機大手の独シーメンスが1月31日発表した2016年10~12月期(第1四半期)決算の純利益は19億500万ユーロで、前年同期から25%増加した。鉄道設備事業の減収で減益となったモビリティ部門を除いく全部門で増益を確保。

スペイン大手銀BBVA、16年は32%増益

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)が1日発表した2016年12月通期決算の純利益は34億7,500万ユーロとなり、前期から32%増加した。経営環境は悪化しているものの、リストラによる

バルト3国、「レール・バルティカ」計画が始動へ

バルト3国のエストニア、ラトビア、リトアニアは1月31日、フィンランドと独ベルリンを同地域とポーランドの首都ワルシャワを経由して結ぶ高速鉄道路線を整備する「レール・バルティカ」プロジェクトについて、建設を開始する契約に調

矢崎総業、ブルガリア第3工場に2300万ユーロ投資

矢崎総業はこのほど、ブルガリアで建設している同国3番目の工場に、2019年までに4,550万レフ(約2,320万ユーロ)を投資することを決めた。 中部ディミトロフグラード近郊のクレポストに建設中の同工場は、4月に稼働の予

ハンガリー国営電力、仏EDF子会社の買収を完了

ハンガリーの国営電力会社ENKSZは1日、仏エネルギー最大手EDFのハンガリー子会社EDFデマスの買収手続きが完了したと発表した。これに伴い、同社の社名を3月1日付で「デマス」に変更する。買収額は約4億ユーロ。 EDFは

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