中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/12/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア製材業界、輸出に軸足

この記事の要約

今年上半期のルーマニア木材輸出額は3億580万ユーロに達し、前年同期から34%増加した。年間では10億ユーロを超える見通しだ。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が17日報じた。\ 仕向先別では日本が1位で、年間取引額 […]

今年上半期のルーマニア木材輸出額は3億580万ユーロに達し、前年同期から34%増加した。年間では10億ユーロを超える見通しだ。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が17日報じた。

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仕向先別では日本が1位で、年間取引額は1億ユーロに達する。種類別では未加工材が最も多い。

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製材業者の多くは外国資本の傘下にある。中でもオーストリア系企業が大半を占め、ルーマニア市場への投資残高は数百万ユーロに上っている。現在は価格が5~10%ほど高い輸出に軸足を移しつつある。エッガー、クロノスパン、ホルツインダストリー・シュヴァイクホーファーといった大手では、生産の50%超が輸出向けとなっている。プロレム・レギンのように9割を国外に出荷している例もある。

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