ポルトガル小売大手ジェロニモ・マルティンス傘下でポーランドのディスカウントスーパー最大手ビエドロンカは今年、店舗網の拡大とブランド戦略に20億ズロチを投じる方針だ。1月23日付けの『ワルシャワ・ビジネス・ジャーナル』が伝えた。
\ビエドロンカは2011年末時点で1,873店舗を展開する。今年は少なくとも200店舗を開設する予定で、15年には3,000店舗にまで増やすことを目標に掲げている。このほか、ブランドロゴの刷新や店舗レイアウトの改善にも資金を投じる。
\ポーランドでは人口1,000人当たりの小売店売場面積が97平方メートルと、ドイツの285平方メートルと比べて小さい。大手証券会社DM BZ WBKのアナリスト、ソコウォフスキ氏は、「ポーランドの小売市場は飽和度が低く、ビエドロンカの成長余地は大いにある」と指摘する。
\ビエドロンカの11年の売上高は前年比20.4%増の58億ユーロ、小売市場におけるシェアは11%だった。(1PLN=23.64JPY)
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