カナダの石油開発会社LNGエナジーはこのほど、同社がポーランドで権益を持つシェールガスの鉱区の可採埋蔵量が250億~750億立方メートルであるとの調査結果を発表した。
\LNGエナジーはポーランド子会社のサポニス・インベストメンツ(Saponis Investments)を通してバルト海盆地にある3つの鉱区(Slawno、Slupsk、Starogard)の権益20.18%を持つ。国際的なエネルギーコンサルティング会社RPSエナジーがLNGエナジーの委託を受けて実施した調査によると、3鉱区の埋蔵総量は1,280億~3,760億立方メートル、うち将来的に利用可能な可採埋蔵量が250億~750億立方メートルだった。
\ポーランド日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ』によると、今回の調査結果に基づきポーランド全体のシェールガス埋蔵量を試算すると埋蔵総量は4兆6,000億~13兆6,000億立方メートル、可採埋蔵量は1兆~3兆立方メートルとなり、ポーランド地質調査所(PIG)が3月に発表した採埋蔵量を3,500億~7,700億立方メートルとする調査結果を大きく上回る。
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