ポーランド財務省は4月も大量の長期国債(T-Bond)を順調に発行し、すでに今年発行予定3分の2を消化した。同国の英字週刊紙『ワルシャワ・ボイス(オンライン版)』が投資会社ING TFIのファンドマネジャー、カルピンスキー氏の見解として9日報じた。
\カルピンスキー氏は、金利調整委員会が金利据え置き決定したことを受け国債価格が上昇していると指摘。このため、国外投資家にとっては魅力のある投資案件となっており、4月だけでも30億ズロチ以上を調達したもようだとしている。
\ポーランドの債券市場はギリシャとフランスの総選挙を、すでに価格に織り込み済みで、今後数カ月は安定した動きが続く見通し。また、金利も現行水準を維持するとみられている。
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