ロシア鉄道(RZD)は来年、車両調達に過去最大の850億ルーブル(27億米ドル)を投じる。老朽化する車両の更新が目的で、来年の総投資額の5分の1を充てる。マクシム・ソコロフ運輸相が8日明らかにした。
\長距離・近郊路線向けに合わせて770編成を購入する。これは、ロシアの年間生産能力にほぼ匹敵する規模。デニス・マントゥロフ通産相によると、アルストムが25%を出資するトランスマシホールディングが主要発注先となる。
\ロシア政府はRZDの来年度投資予算4,110億ルーブルを閣議で承認した。来年のRZDの予想利益11億ルーブルに比べても莫大な金額だ。
\鉄道車両調達のほか、2014年のソチ冬季オリンピック開催に向けた鉄道整備計画に330億ルーブル、モスクワおよび近郊の鉄道輸送能力向上に175億ルーブルの支出が予定されている。
\