2013/5/8

CIS諸国

欧州復興開発銀が2千万ドル融資、キルギスの省エネ投資対象に

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、キルギスにおける省エネ投資を対象に2,000万米ドルの融資枠を設定したと発表した。欧州連合の中央アジア投資基金(IFCA)による総額380万ユーロの支援措置と組み合わせてエネルギー […]

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、キルギスにおける省エネ投資を対象に2,000万米ドルの融資枠を設定したと発表した。欧州連合の中央アジア投資基金(IFCA)による総額380万ユーロの支援措置と組み合わせてエネルギー部門への投資を促進する。

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今回設定された融資枠の名称は「キルギス再生可能エネルギー基金(KyrSEFF)」で、今後4年にわたり提携銀行を通じて一般世帯および民間企業に貸し付けられる。提携銀行は現在、デミル・キルギス・インターナショナルバンク(DKIB)とキルギス投資信用銀行(KICB)の2行だが、数カ月以内に他の金融機関も加わる見通しだ。

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個々の融資額は数百ドルのごく小規模なものから最大100万ドルまでを想定している。

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一般世帯では◇窓や壁、床、屋根の断熱工事◇省エネ型ボイラーへの交換◇バイオマス暖房設備の設置◇太陽熱給湯システムの導入――などが対象となる。完工後にIFCAの助成金として融資額の20~30%が投資者に支給される予定だ。

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民間企業では◇新しい生産設備の購入◇社屋・工場棟の改装――などが対象だ。IFCAの資金で、専門家チームのアドバイスを無料で提供する。また、融資額の最大20%を助成金として支給する。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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