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2013/9/25

チェコ・スロバキア

EPエナジー、独エーオンの火力発電事業を買収

この記事の要約

チェコのエネルギー企業EPH傘下のEPエナジーは18日、独エーオンからドイツ・ヘルムシュテットの火力発電事業を買収することで合意したと発表した。エーオン・クラフトヴェルケの事業再編で分離独立するブッシュハウス火力発電所と […]

チェコのエネルギー企業EPH傘下のEPエナジーは18日、独エーオンからドイツ・ヘルムシュテットの火力発電事業を買収することで合意したと発表した。エーオン・クラフトヴェルケの事業再編で分離独立するブッシュハウス火力発電所と、褐炭を供給するシェーニンゲン炭鉱を、独子会社ミブラークを通して取得する。年内の取引完了を目指す。買収価格など詳細は明らかにしていない公表しない。

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ブッシュハウス発電所は1985年に稼働を開始し、2002年に排出量低減のため技術設備を刷新した。現在の発電能力は390メガワットで、年間発電量は約2,500万メガワット時に上る。将来的に発電能力を900メガワットまで引き上げるほか、シェーニンゲン炭鉱が早ければ17年にも枯渇すると見られるため、ミブラークからの調達に切り替える方針だ。

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EPエナジーは石炭開発から発電、電力・ガス小売に至るエネルギー総合事業を展開する。12年決算の売上高は18億2,200万ユーロ、営業利益(EBITDAベース)は4億4,800万ユーロだった。チェコでは発電市場で第2位、熱供給市場では国内最大。ドイツではミブラークが炭鉱業界で第3位につける。

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